Ethnobridging Studies

エスノブリッジジング・トライアルは、特定の人種のボランティアの方にご参加いただくクリニカル・スタディ（治験）です。人種によって、医薬品と相互作用する遺伝的ベースが異なる傾向があります。弊社のラスベガスの施設では、日本人のエスノブリッジジング・トライアル（橋渡し研究）を実施し、日本人の治験データを取得することにより、日本で治験を行うことなく、日本で新しい薬の認可を取るための治験データとして、代用可能かを調べることができます。

エスノブリッジング・トライアルに参加いただくことにより、世界中の様々な医療ニーズにあわせて、効果的な治療のオプションを早急に提供する手助けができます。医薬品の開発には、その医薬品が特定のグループ内でどのように相互作用するかを、世界中で調査する必要があるため、新しい薬の承認プロセスには、通常、長い期間が必要です。米国でのエスノブリッジング・トライアルは、効果的にデータを収集でき、FDAや厚生労働省などの世界各国の規制当局からの承認取得までの時間が短縮されることが期待されます。

第一に、医薬品の研究開発者は、自社の製品が安全でかつ効果が高いことを確認したいと考えています。エスノブリッジング・トライアルにより、製品が特定のコミュニティとどのように相互作用するかをモニターできます。このデータにより、安全性と有効性を高めるために、製品自体やその適切な投与量を改良することが可能になり、米国FDAや厚生労働省などの世界各国の規制当局からの承認取得までの時間が短縮されることが期待されます。

どちらのタイプの研究も、基本的に同じく、バイタルサインの収集、採血、ECG（心電図）の測定、医学的評価などを含みます。主な違いは、研究の母集団です。典型的なクリニカル・スタディでは、さまざまな年齢・背景・人種のボランティアが一緒に研究に参加します。エスノブリッジング・トライアルでは、より明確に定義された人種のボランティアグループに参加いただきます。よって、PPDのクリニックとスタッフは、参加する特定の人種のボランティアの方々のために、より適切な宿泊環境と設備を準備できます。

ラスベガスクリニックの詳細については、LasVegasResearchStudy.comで、詳細をご覧いただけます。この情報に加えまして、ラスベガスのPPDチームには、日本語を話すスタッフがおり、皆さまの治験ボランティア体験を、可能な限り快適にするための設備や本格的な日本食レストランが提供するお食事をご用意しています。

治験にご参加いただく際には、ます、お電話にて、関連する医療情報などについて話し合います。PPDにお電話いただくか、このページの上部にあるフォームに必要事項を記入して送信いただくと、PPDよりスタッフがご希望の時間にご連絡します。参加いただける可能性がある方には、スクリーニング検査（健康診断）のために、弊社クリニックにお越しいただきます。スクリーニング検査の訪問時には、日本語または英語を話すスタッフに、治験に関して詳細をご質問していただけます。その上で、もし、治験参加を希望される場合には、いくつかの検査などの手順を経て、治験参加のための基準を満たしていることを確認させていただきます。各治験は固有の参加資格がありますが、これらの基準には、概ね、採血、バイタルサイン（血圧、呼吸数、脈拍数、体温等）、ECG（心電図）、および身体検査の結果が含まれます。

PPDの治験に参加いだけるボランティアの方々には、治験への参加に対する負担を軽減するために負担軽減費（金銭）が支払われます。支払われる金額は治験ごとに異なり、滞在期間、入院または外来、およびその他の要因に基づいています。治験が始まる前に、お支払いの方法と時期をお知らせします。詳細については、「現在募集中の治験」をご覧ください。